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【報告】第四回全国森のピタゴラス大会オンラインを実施しました!

まだまだ雪が残る3月2日。今年もオンラインミーティングアプリ「ZOOM」を使い、森のピタゴラス大会オンラインを開催しました。

北海道からは、札幌市と千歳市、そして北海道を飛び越え石川県からも参加チームが集まり、全6チームが集結!今年も、沢山の子どもたちが森のピタゴラスと共にオンライン上に集まりました。北海道からの参加施設には、学生のボランティアも訪問し、大会をお手伝い。今回は、この学生ボランティアから見た大会の様子を少しお届けします。

大会が始まる前、子どもたちは少し緊張気味。真剣な面持ちで森のピタゴラスを使って課題競技や自由競技に向けて練習をしています。「どうしたら上手くいくんだろう。」「この技を入れたいんだ。」とチーム内で作戦会議をする姿を見ていると、子どもたちの真剣さがビシバシ伝わってきます。ボランティアの私も、少し作戦会議の仲間に入れてもらい、一緒に悩みながら練習のお手伝いをしました。

そうこうしているうちに、あっという間に大会が始まりました。画面上に写る自分たちを見て少し照れくさそうな表情を浮かべながら、他の参加者に手を振る子どもたち。オンライン上での微笑ましい子ども同士の交流もこの大会の魅力ですね。

競技が始まると、より緊張感が伝わってきます。しかし、その緊張感をもろともせず、どのチームもスタート同時に、素早くコースを作り始めます。役割分担をしてコースを作っているチームもあり、その素晴らしいチームワークにびっくり。どのチームも真剣に、そして楽しみながら様々なコースを作っています。まで上手く転がらないと成功とは言えません。見ている方も、ドキドキハラハラ。さっき上手くいったのに、いざ本番やってみるとゴールまでたどりつかなかったり、なぜか急に上手くいったり…ちょっと気分屋でもある森のピタゴラスに子どもたちは必死に挑みます。

たとえ上手くいかなくても諦めず、「どうしたら上手くいくんだろう?」を考え続けながら競技を続ける子どもたちに、思わず拍手を送りたくなりました。

自由競技では、他のチームの作品も真剣に見ながら、一緒に成功を喜んだり、失敗を悔しがったりする姿も見られました。素敵な作品が今年も沢山集まり、自由競技の審査は難航。沢山の素敵な作品に触れて、また新しい素敵なアイディアに繋がっていったらいいなと思います。

大会終了後、さっきまで悔しそうな表情を浮かべていた子が「楽しかった!!」と笑顔を見せていて、思わずこちらも笑顔に。今年も、子どもたちの頑張りと悔しさ、そして喜ぶ顔を沢山見ることができる大会になりました。今後も森のピタゴラスを通して、子どもたちが繋がることができるような大会を作っていきます。

第5回森のピタゴラス大会もお楽しみに!!

(ボランティアスタッフ 渡辺)

始めはすこし不安でした。なにしろ子供とふれあう機会がほとんど無く、下の兄弟がいるわけでもないため、子供にどのような対応をすれば良いのか分かりません。しかしいざ現場に訪れ、ともに森ピタで遊んでみれば、年齢の壁なんて何のその。彼らの柔軟な発想と真剣な姿勢には感嘆させられました。本番が始まると、ライバルであるはずの他チームにも声援を送ったり、他チームの斬新なアイディアには素直に賞賛したりと、切磋琢磨するとはまさにこのことだろうかと感心するばかりでした。今回の活動は、子供達にとって創造力を身につける良い機会であると思いますが、私にとっても、子供が持っているであろう無尽蔵の可能性を感じられる大変貴重な体験でした。

(ボランティアスタッフ 川本)

会場に向かう道中は初めて会う子どもたちとの活動に少し緊張していましたが、そんな緊張も吹き飛ぶくらいのドラマをこの日私は目撃しました。​大会が始まり、チームで相談して森のピタゴラスのコースをつくりはじめたかと思いきや、お互いのアドバイスが気に入らず決裂してしまったり、配信用のパソコンに興味が湧いてしまってコースづくりを放棄してしまったり。それでも結果発表のときには全員食い入るように司会を見つめていて、いざ名前を呼ばれると入賞したことがよほど驚きだったのか、喜ぶことすら忘れている姿がとても印象的でした。

児童会館スタッフの心遣いのおかげで、何一つ懸念することなくボランティアに集中できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちを相手にするボランティアは、自分自身の過去、現在、未来を見つめ直す機会にもなることを体感しました。

(ボランティアスタッフ 竹中)